スプリング パウダーコーティング(粉体塗装)

数あるご依頼のなかで、多い部品の一つにスプリングがあります。バイクを構成する部品の中で最も動くパーツであり、走行中、常に伸縮を繰り返しています。塗装にとって過酷な状況であることが想像出来ます。

写真は、空き缶にパウダーコーテングを施工した後に潰したものです。鋭角に潰れた箇所は、ウレタン塗装であると剥がれてしまいますが、パウダーコーティングは剥がれずに密着した状態を保っています。

パウダーコーティングは、スプリングやフレームの様に動きがある部品に最適であります。

近年、従来ではなかったメタリック塗装やパール塗装もラインナップとしてそろい始めており、ウレタン塗装の様に様々なカラーバリエーションからの選択が可能となってきました。

今後、さらにパウダーコーティングは進化をしていくと考えております。

 

サンスター ディスクローター セラコート

デスクローターはバイクを構成している部品の中でも、ブレーキによる熱などで、過酷な条件である部品の一つです。

4輪自動車のディスクローターは熱により塗装が劣化し錆が進行している状態がよく見受けられます。

今回は、ディスクローターインナーにセラコートを施工しました。セラコートは元々拳銃の表面保護のために開発された塗料であり 耐熱性、耐溶剤性、耐衝撃性、等に優れた性能を持ち合わせております。

今回、セラコートでの施工を選択しました。

ディスクローターの様にエッジ(角)が複数ある部品をパウダーコーティング施工すると、セラコートに比べパウダーコーティングは膜厚が厚いため、全体的な印象がぼってりとしてしまい、もともとのシャープな印象を損なってしまいます。

さらにパウダーコーティングは、粉末状の塗料を専用のガンで帯電させ製品に密着させるのですが、その静電気の特性によって、製品の角に塗料が集まりやすく、角の方が平面の部分よりも若干膜厚が厚くなるのですが、ディスクローターのような形状の場合、顕著にその特性が現れます。

 

通常社外品のディスクローターのインナーは、アルマイトによる表面処理が施されている場合がほとんどであり、カラーのバリエーションは少なめな事が多いです。

セラコートは、複数のカラーバリエーションをラインナップしておりますので、他では見ないオリジナルカラーのディスクローターを造りだすことが可能です。

 

ホンダ NSR50 ホイール パウダーコーティング

NSR50のホイール、パウダーコーティング施工依頼です。街中ではほとんど見なくなってしまったNSR50ですが、AWANOコーティングの近くに近畿スポーツランドというミニバイクサーキットでは、毎回見かける車両です。 生産から20年程たった今もこうしてライダーに愛され、修復、メンテナンスにより生き延びております。

こちらのホイールも、アルミ独特の孔食が見られます。孔食は、金属表面に小さな穴状のものが空き、進行するとそれがどんどん深くなっていってしまう腐食です。

孔食した部分は、サンドブラストで除去します。あまりにも酷い場合、孔の中にある空気がパウダーコーティング焼付の際に膨張し、仕上がりが悪くなってしまう事もあり厄介な存在でもあります。

今回のカラーはレプソルカラーのオレンジに近いカラーです。心配していた発泡も抑えられ良い仕上がりになりました。