パウダーコーティング(粉体塗装)とセラコートの質感

当店での塗装方法の選択肢として、・パウダーコーティング(粉体塗装)・セラコート(液体焼付)・ウレタン塗装 があります。

エンジンパーツや足回りパーツの場合、塗膜強度を求められるため、パウダーコーティング又はセラコートを選択する場合が多いです。

 

パウダーコーティングとセラコートの大きな違いは、塗装方法による膜厚の違いが最も質感の差となって現れます。

パウダーコーティングは、別名、粉体塗装といわれており、粉末状の塗料を使用し、専用の塗装ガンで塗料を帯電させ製品に密着させます。その後約200度の熱で硬化させ塗膜を形成します。一回の塗装で200ミクロン~300ミクロンの塗膜を施工することができます。

セラコートは、液体の塗料であり、一般的な溶剤タイプの塗料と同じく、スプレーガンで霧状に噴霧して施工します。膜厚は30ミクロン程度になります。

 

こちらは、パウダーコーティング施工した場合の質感です。 全体的に丸みを帯び、細かい凹凸は埋まってしまい、平坦な仕上がりです。

 

こちらは、セラコートで施工した場合の質感です。膜厚が薄いため、素地の鋳物の肌がほとんどそのまま再現出来ます。

 

塗装方法によりこれだけの差が発生しますので、目的や好みにより塗装方法を使い分けることによって、より理想に近い仕上がりにすることが出来ます。

 

 

 

スプリング パウダーコーティング(粉体塗装)

数あるご依頼のなかで、多い部品の一つにスプリングがあります。バイクを構成する部品の中で最も動くパーツであり、走行中、常に伸縮を繰り返しています。塗装にとって過酷な状況であることが想像出来ます。

写真は、空き缶にパウダーコーテングを施工した後に潰したものです。鋭角に潰れた箇所は、ウレタン塗装であると剥がれてしまいますが、パウダーコーティングは剥がれずに密着した状態を保っています。

パウダーコーティングは、スプリングやフレームの様に動きがある部品に最適であります。

近年、従来ではなかったメタリック塗装やパール塗装もラインナップとしてそろい始めており、ウレタン塗装の様に様々なカラーバリエーションからの選択が可能となってきました。

今後、さらにパウダーコーティングは進化をしていくと考えております。

 

ブレーキ・クラッチレバー パウダーコーティング

ブレーキレバーは、国産車両の場合、ほとんどの車両がアルミそのままの仕上げの物が多いです。 コンパウンドで磨けばよく光りますが、すぐに表面に酸化皮膜が出来白っぽくなってしまいます。

まめに磨くのが面倒な方は、パウダーコーティングで自分好みに塗装する事も良いでしょう。

 

レバーへの、パウダーコーティングはバイクパーツの中でも手軽に行えるパーツの一つです。

滑り止めの効果を狙って、リンクルやテクスチャーのように模様が出るタイプのパウダーコーティングもオススメです。写真のカラーはマッドブラックです。