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Kawasaki KSR80 レストア② サンドブラスト施工2017年8月23日

前回の工程は、純正塗装の剥離でした。 鉄のフレームを保護していた塗装が除去されると、瞬く間に錆びが進行してきます。 塗装の防錆目的での重要性がよく解ります。 パウダーコーティング(粉体塗装)はウレタン塗装に比べ倍以上の膜厚を一回の塗装工程で施工出来ます。 防錆力、耐久性に非常に優れた塗装方法であり、さらに柔軟性も備えているので、バイクのフレームのように走行中常にしなり続けている部品や、ねじれ方向の動きのサスペンションへの施工にも適しております。   さて、ここからサンドブラストの施工に移っていきます。 AWANOでは、ネジ部へは、サンドブラストは施工しません。 極端に錆びている場合は施工することがありますが、ネジ部へのサンドブラスト施工は、表面の平坦性を崩してしまい、スムーズなネジの動きを妨げ、適正な締め付けトルクでの締め付けが困難になる事が懸念されます。 サンドブラストの目的は、金属表面パウダーコーティングのための最適な塗装下地にすることです。 粗いメディア(砂)で施工すると、施工スピードは早いですが、表面へのダメージが大きい事と、上塗り(パウダーコーティング)への影響がでる事があります。 AWANOでは、必要以上に粗いメディアは使用致しません。   次回は、塗装工程(パウダーコーティング)に進んでいきます。

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