メルセデス・ベンツ・Gクラス「ゲレンデヴァーゲン」のホイールのパウダーコーティングのご依頼です。
お預かりさせて頂いた時に持ったとき、その重さに驚きました。
国産のホイールよりもかなり鉄板が分厚く、非常に強度に優れていることが伝わってきました。
さすがもともと軍用車両で使用されていただけありそうです。
今回は、ラグボルトも一緒に塗装して欲しいとのご依頼でした。
ラグボルトには、膜圧のの薄いセラコートを施工します。
ボルトにパウダーコーティングを施工すると、厚い膜厚で、ボルトの頭の寸法が狂い工具が入らなくなる可能性があります。
セラコートであればねじ山にも施工可能です。
塗装剥離後に、サンドブラスト施工。 右がサンドブラスト後
可能な限り錆びを取り除き、塗装下地を造ります。
カラーは、半艶のブラックを選択されました。 落ち着いた感じの良い艶度合いです。
AWANOコーティングでは、大きく分けて3つの艶を使用しております。
最大限艶を出した 全艶ブラック
完全に艶を消した 艶消しブラック
その間くらいの艶の 半艶ブラック
艶消しブラックは、黒さを重視したものを選定しております。(艶消しすぎると少し白く見える)
ホイールのように傷がつき易い環境で使用パーツの場合は、全艶黒の黒を選択すると、どうしても傷が目立ってしまいます。 傷が目立ちにくい半艶、もしくは全艶消しがオススメです。
ラグボルトに施工したセラコートは、パウダーコーティングの半艶に近い艶感のものを選定しました。
工具をかけても、セラコートの塗膜は割れることなく問題なく締め付けできます。
こちらは、お客様から頂いた写真です。 ベンツのマークのセンターキャップが半艶のブラックとよくあっています。
施工者として、施工した製品が、使用されるのを拝見出来ることは、何よりも嬉しいことです。
より一層、良い仕上がりになるよう力が入ります。
メルセデス・ベンツ・Gクラス「ゲレンデヴァーゲン」 ホイール パウダーコーティング2017年12月19日
キーワード・カテゴリーから探す
最新記事
- サービスにウェットブラストが追加されました。
- YAMAHA-SR400-Chuck Boxビックフィン加工シリンダーヘッド エンジン パウダーコート施工(粉体塗装)
- SUZUKI スズキ ハスラー エンブレム再生 塗装施工
- BEET JAPAN ステップ CB400SF Hyper-VTEC セラコート施工(焼付塗装)
- ドゥカティ | DUCATI 1299パニガーレ | 1299 Panigale ホイール パウダーコート施工(粉体塗装)
- YAMAHA-SR400 ホイール セラコート施工(焼付塗装)
- RALカラー
- ZRX1200 DAEG ラジエター フィン修正 セラコート施工(焼付塗装)
- HONDA NSR250R MC21 ブレーキキャリパー セラコート施工(焼付塗装)
- ディスクローター トレンチカット セラコート(焼付塗装)施工