ホンダ グロム オイルクーラー セラコート施工

グロム用のオイルクーラーへのセラコート施工です。

オイルクーラーやラジエターへの塗装のお問い合わせをよく頂きます。近年のバイクは、コストダウンの関係か無塗装の物も見かけます。

社外品のオイルクーラーは写真の様にレッドやブルーのアルマイトが施工されておりカスタム感が出て良いですが、最近はブラックなど暗い色で施工して欲しいという要望が増えてきました。

オイルクーラーへの塗装には、膜厚の薄いセラコートやガンコートをお勧めしております。パウダーコーティングでも塗装出来ない事はないですが、冷却目的のパーツであるオイルクーラーやラジエターには、厚い膜厚は性能を落とす原因になります。

セラコート、ガンコートは放熱性をもった専用の塗料も存在します。レース等の過酷な状況で効果を発揮出来るかもしれません。

下地処理として、サンドブラストを施工します。 オイルラインへのメディアの進入、フィンの変形などがないように細心の注意を払います。

今回は、メッシュのオイルホースにもセラコートを施工しました。メッシュ部分にも難なく密着しており、ホースを可動させても剥がれることはありませんでした。

ドゥカティ モンスター マフラー セラコート

 

純正の塗装が色褪せしてしまったとのことでセラコートのご依頼でした。

エンジン付近はかなり変色がある状態でした。 純正の塗装でもエンジン付近の塗装は劣化してしまいます。こちらのマフラーはステンレスなので錆びの進行は見られませんでした。

一旦すべての塗装を剥がし一からセラコートを施工致します。

 

 

サレンサー根元部分もブラックで施工したいというご要望でした。全体的に引き締まった印象になりました。

 

パウダーコーティング(粉体塗装)とセラコートの質感

当店での塗装方法の選択肢として、・パウダーコーティング(粉体塗装)・セラコート(液体焼付)・ウレタン塗装 があります。

エンジンパーツや足回りパーツの場合、塗膜強度を求められるため、パウダーコーティング又はセラコートを選択する場合が多いです。

 

パウダーコーティングとセラコートの大きな違いは、塗装方法による膜厚の違いが最も質感の差となって現れます。

パウダーコーティングは、別名、粉体塗装といわれており、粉末状の塗料を使用し、専用の塗装ガンで塗料を帯電させ製品に密着させます。その後約200度の熱で硬化させ塗膜を形成します。一回の塗装で200ミクロン~300ミクロンの塗膜を施工することができます。

セラコートは、液体の塗料であり、一般的な溶剤タイプの塗料と同じく、スプレーガンで霧状に噴霧して施工します。膜厚は30ミクロン程度になります。

 

こちらは、パウダーコーティング施工した場合の質感です。 全体的に丸みを帯び、細かい凹凸は埋まってしまい、平坦な仕上がりです。

 

こちらは、セラコートで施工した場合の質感です。膜厚が薄いため、素地の鋳物の肌がほとんどそのまま再現出来ます。

 

塗装方法によりこれだけの差が発生しますので、目的や好みにより塗装方法を使い分けることによって、より理想に近い仕上がりにすることが出来ます。