ヤマハ DT-1 クランクケースカバー 焼付塗装

1968年に販売開始されたヤマハDT-1 自分が生まれる20年も前に製造られた車両がレストアされ新たなオーナーの元へ納車されます。このパーツが取り付けられている車両はどのような過去を経て現在に至るのだろうかと、作業を進めながら色々考えてしまいます。

色々な年式の車両に触れることで、メーカーのその当時の思想や過去からの技術の向上が分かり、当時の開発者の良いものを造りたいという強い意思も伝わってくるように思えます。

今回、使用した塗料は国内メーカーの塗料であり、エンジン専用に設計されており、長時間、高熱にさらせれても塗膜性能を維持し変色の少ないものとなっております。ガソリン等の耐溶剤性にも優れておりエンジンの塗装には最適です。

ヤマハ YAMAHA RZ250 シリンダー シリンダーヘッド セラコート (グロスブラック)

純正の塗装が剥がれてきており再塗装のご依頼です。

純正塗装の剥がれはよく見かけることですが、セラコートを施工した製品は、画像のようにぺりぺりという剥がれる所は見たことがありません。

写真のスパナはセラコート施工後、2年程度使用しました。使用頻度の高い12mmのコンビネーションスパナです。

ナットに接触箇所やその周辺に磨耗はみられますが、周辺がつられて剥がれはしていません。このことからセラコートは非常に密着性がよい事がわかります。また、エンジンオイルやガソリンなど溶剤汚れが付着してもまったく問題なく密着しています。

 

 

ヤマハ RZ250 クランクケース セラコート グロスブラック

エンジンのクランクケースの塗装は複雑なマスキングが多く施工完了まで工程が多いパーツのひとつです。また、マスキングの必要な箇所は、構造や動作を知る必要があり知識を要します。

純正では塗装されていない箇所でも腐食の観点からは塗装したほうがよい場合もあります。(純正塗装は生産性を重視しているため)純正再生を重視する場合はそのまま再現する場合もあり、お客様のご要望によって選択しております。

エンジン部品はオイル等の汚れを徹底的に洗浄します。油分が残っていると塗装の密着性はもちろんですが、サンドブラストの砂が付着しやすくなります。サンドブラストの砂はエンジン内部に残留するとエンジンが焼きつく原因になるため、ブラスト後はねじ穴ひとつひとつ覗き、奥までしっかりと点検していきます。

セラコートは非常に耐溶剤性に優れた塗料であり、ガソリンやオイルが付着する可能性のあるエンジンパーツに適しています。