KSR-Ⅱのサスペンション(バネ)にパウダーコーティング(粉体塗装)施工します。
コイルスプリングは、伸び縮みすることにより、ねじれる様に動きます。そのため塗装には強い密着性、柔軟性が求められます。
又、形状から、スプレーガンでは、非常に塗装しにくい形状になっています。(特に裏側)
AWANOコーティングでは、コイルスプリングの塗装には、パウダーコーティング(粉体塗装)をお勧めしております。
ブログを閲覧して頂いてる方はもう何度も読んで頂いているでしょうが、パウダーコーティングは、密着性、柔軟性において非常に優れた塗膜性能を発揮します。
写真は、空き缶にパウダーコーティングを施工した後に、潰した物です。
鋭角に曲がった状態でも、剥がれておりません。ウレタン塗装でここまで鋭角に曲げてしまうと塗膜が剥がれてしまします。この事からも、パウダーコーティングが密着性、柔軟性に優れている事が解ります。
左 パウダーコーティング(粉体塗装) 右 ウレタン塗装(溶剤塗装)
純正のパーツの表面処理は、化成処理といって、科学的に塗装の密着性を上げる処理をしていますが、これはコストや生産性を考慮しての選択であると考えます。サンドブラストは物理的に塗装物の表面に凹凸を作り、塗装の密着性を向上します。
極端なたとえ話ですが、人が壁に貼りつくとすれば、ボルダリングのように凹凸のある壁には貼り付けますが、つるつるとした平坦な壁には貼り付けません。(カエルの様に吸盤があれば別ですが・・・)
塗装の密着性もこれと同じだと考えております。当然凹凸部に油が付いていると滑って落ちてしまします。脱脂工程がいかに重要かも解ります。
カラーはブラウン系のメタリックを選択しました。
コイルスプリングの様に曲面が多い部品には、メタリック塗装は高級感を引き出してくれます。
KSR-Ⅱはモノサスなので、奥まった箇所にスプリングがありますが、チラッと覗くメタリック塗装のスプリングはお洒落に見えます。
Kawasaki KSR-Ⅱ KSR80 レストア⑦ サスペンション パウダーコーティング(粉体塗装)2017年9月19日
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