
グロム用のオイルクーラーへのセラコート施工です。
オイルクーラーやラジエターへの塗装のお問い合わせをよく頂きます。近年のバイクは、コストダウンの関係か無塗装の物も見かけます。
社外品のオイルクーラーは写真の様にレッドやブルーのアルマイトが施工されておりカスタム感が出て良いですが、最近はブラックなど暗い色で施工して欲しいという要望が増えてきました。
オイルクーラーへの塗装には、膜厚の薄いセラコートやガンコートをお勧めしております。パウダーコーティングでも塗装出来ない事はないですが、冷却目的のパーツであるオイルクーラーやラジエターには、厚い膜厚は性能を落とす原因になります。
セラコート、ガンコートは放熱性をもった専用の塗料も存在します。レース等の過酷な状況で効果を発揮出来るかもしれません。

下地処理として、サンドブラストを施工します。 オイルラインへのメディアの進入、フィンの変形などがないように細心の注意を払います。

今回は、メッシュのオイルホースにもセラコートを施工しました。メッシュ部分にも難なく密着しており、ホースを可動させても剥がれることはありませんでした。