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施工事例

ヤマハ|YAMAHA SR400 ブレーキドラム ハブ パウダーコート施工(粉体塗装)

SR400ヤマハ艶消ブラックパウダー(粉体塗装)ハブブレーキドラム

YAMAHA SR400 のブレーキドラムハブは、アルミをバフ研磨したうえにクリアコートを施した仕様である。しかし経年によってクリア層が剥がれ、アルミ地肌の腐食が進行していた。クリア層は、走行中の飛び石や砂塵によって塗膜表面に微細なクラックが生じ、そこから水分や塩分が侵入することで腐食が始まる。いったん酸化が起こると塗膜が内部から押し上げられるように浮き上がり、短期間でクリア全体が剥離していく。美しいバフ面が曇り、白く粉を吹いたように変色するのはそのためである。

リアのブレーキドラムハブは、単なる制動機構ではなく、チェーントルクを受け持つ駆動系の一部でもある。そのため、ブレーキダストに加えてチェーンオイルやグリス汚れの付着が激しく、フロントに比べてはるかに過酷な環境にさらされている。塗装前にはこれらの汚れを完全に除去し、金属表面を塗装に適した状態へと整える必要がある。わずかな油分が残るだけでも、焼き付け時に気泡や密着不良を引き起こすおそれがあり、下地処理の段階で細心の注意が求められる。

塗装にはマット過ぎない艶消しブラックを採用。光を柔らかく吸収しながらも、わずかに反射を残す色調が足まわり全体の印象を引き締める。金属の質感を損なわず、重量感と精密さを同時に感じさせる落ち着いた仕上がりとなった。パウダーコートは飛び石やブレーキダストに対して高い耐チッピング性を持ち、紫外線や熱にも強く退色しにくい。単層塗膜でありながら厚みがあり、長期にわたって安定した保護性能を発揮する。

BEFORE - AFTER

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