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施工事例

スズキ|SUZUKI GS1000 シリンダーヘッド ウェットブラスト施工

GS1000スズキウェットブラストシリンダーヘッド

スズキの「GS1000」は、1978年に発売された大型バイクで、スズキを象徴する名車の一つだ。このモデルは、空冷4ストローク直列4気筒エンジンを搭載しており、当時の技術で軽量化が図られ、高い性能と信頼性が評価された。GS750の兄弟モデルとして登場し、よりパワフルな1000ccエンジンを搭載することで、ツーリングからスポーツ走行まで幅広い用途に対応する。

ウェットブラストは、細かいガラスビーズを水と混ぜ、高圧エアーで対象物に当てて表面を磨く加工方法だ。ガラスビーズの間に水が入り込みクッションの役割を果たすため、サンドブラストに比べて滑らかでしっとりとした質感が得られる。研磨力はサンドブラストに劣るが、磨き上げたような表面に仕上がるのが特徴だ。

ただし、エンジン内部にウェットブラストを施すのは非常に危険だ。ガラスビーズは硬度が高く、残留した場合エンジンオイルと混ざって研磨剤のように作用し、摺動部を摩耗させエンジンに重大なダメージを与える恐れがある。一見、表面に残っていないように見えても、ガラスビーズは球体であるため、エンジン内部の微細なクラックや隙間に入り込みやすく、洗浄やエアーブロー、さらには超音波洗浄でも完全に除去できないことがある。フレームにショットブラストをかけた際、小さなビーズや鉄球が隙間に挟まり取り除くのが困難であるように、エンジン内部でも同じ現象がミクロのレベルで起きるのだ。

残留したビーズは、エンジンが高温になり熱膨張で隙間が広がると解放され、エンジンオイルに混ざってしまう可能性がある。結果的に、これが研磨剤のように働き、エンジンの耐久性に深刻な影響を与えるため、エンジン内部へのウェットブラストは避けるべきである。

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