スズキ GT380 クランクケース ウェットブラスト施工
エンジンの長期保管においては、内部結露が発生し、それによりエンジン内部に水分が溜まってしまうことがある。その結果、クランクシャフトなどのスチールパーツに錆が発生し、さらにはクランクケースなどのアルミパーツにも錆が付着してしまう。これは、一度付着すると容易には除去できない状態となる。
通常、エンジン内部ではメディアの残留リスクからウェットブラストの直接施工は避けている。だが、この度は依頼主様の強い要望があり、重要事項を説明した上で施工を進めた。クランクケース側には腐食ダメージが残る形となったが、強固に固着していた腐食は大部分を除去できた。
施工後はメディアの残留がないように、穴一つ一つに至るまで徹底的に洗浄を行った。メディアの残留は摺動部の摩耗を促進し、それが大きな問題に発展する可能性があるためだ。
通常、エンジン内部ではメディアの残留リスクからウェットブラストの直接施工は避けている。だが、この度は依頼主様の強い要望があり、重要事項を説明した上で施工を進めた。クランクケース側には腐食ダメージが残る形となったが、強固に固着していた腐食は大部分を除去できた。
施工後はメディアの残留がないように、穴一つ一つに至るまで徹底的に洗浄を行った。メディアの残留は摺動部の摩耗を促進し、それが大きな問題に発展する可能性があるためだ。
BEFORE - AFTER
関連事例
-
ボルト/ナット ユニクロ再メッキ
オートバイの部品固定には多くのスチール製ボルトやナットが使用
ユニクロメッキボルト/ナットウェットブラスト
-
KAWASAKI Z1 ドラムブレーキパネル ウェットブラスト施工
圧縮エアーにより専用の砂を対象物に吹き付け表面を研磨するサン
カワサキZ1ウェットブラストドラムブレーキパネル
-
ホンダ|HONDA NSR80 トップブリッジ ヘアライン加工/ウェットブラスト/セラコートクリア施工
NSR80のトップブリッジには、上面にヘアライン加工が施され
ホンダクリアNSR80セラコートウェットブラスト研磨トップブリッジ
-
スズキ|SUZUKI GS1000 シリンダーヘッド ウェットブラスト施工
スズキの「GS1000」は、1978年に発売された大型バイク
GS1000スズキウェットブラストシリンダーヘッド
-
フロントフォーク ヘアライン施工クリア仕上げ
フロントフォークは車両の最前部かつ下方に位置するため、飛び石
クリアーセラコートウェットブラスト研磨バフバフ研磨ヘア
-
カワサキ|KAWASAKI Z100R エンジンオイルオパン ウェットブラスト施工
オイルパンはウェットサンプエンジンの場合、エンジンの最下部に
オイルパンZ1000Rウェットブラストエンジン
-
カワサキ 750SS クランクケース ウェットブラスト施工
サンドルラストが圧縮エアー + メディア(砂) を吹き付けて
750SSカワサキウェットブラストクランクケース
-
トップブリッジ ウェットブラスト施工
水とガラスビースを噴射しパーツの表面をクリーニングするのと同
ウェットブラストトップブリッジ
-
YAMAHA SRX400 トップブリッジ ウェットブラスト/ヘアライン研磨/セラコート施工
腐食が深い箇所は、ダブルアクションサンダーや類似の工具を使い
YAMAHAクリアーSRX400セラコートウェットブラストトップブリッジ
-
カワサキ | KAWASAKI 500SS MACHⅢ キャブレター ウェットブラスト施工
ウェットブラストは、研磨材を水と混合して高圧で噴射する表面処
500SSカワサキウェットブラストキャブレター