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施工事例

ホンダ|HONDA NSR250R キャリパー セラコート施工(焼付塗装)

ホンダNSR250Rニッシンセラコートキャリパー

NSR250Rのキャリパーは当時アルマイト処理が施されていたが、経年によって色褪せや腐食が進み、年式相応の状態とであった。

アルマイト(陽極酸化処理)はアルミニウムの表面に人工的な酸化皮膜を形成し、軽量な素材に耐食性や耐摩耗性を付与するとともに装飾性を高めることができる優れた処理だ。しかし染色アルマイトは紫外線や熱に弱く、特に赤や青といった鮮やかな色は退色が早い。バイクのキャリパーのように常に屋外環境にさらされる部品では、時間の経過とともに色味がくすみ、美観が損なわれやすい。またアルマイトは酸には強い一方で、アルカリや一部の溶剤には弱く、使用状況によっては劣化が加速する。さらに再アルマイトを行う場合、下地の金属組織や合金成分の影響で色むらや濃淡が出やすく、特に黒や鮮やかな色では差が顕著に現れる。

こうした課題に対して有効な選択肢となるのがセラコートだ。セラコートはセラミック粒子を含む超薄膜コーティングで、鉄・アルミ・ステンレス・チタンなど幅広い素材に施工可能である。膜厚はわずか15〜25ミクロンと薄いが非常に強靭で、耐薬品性・耐塩害性・耐溶剤性に優れる。さらに紫外線にも強く、色落ちや劣化を防ぎ、長期間にわたって色と質感を保つことができる。アルマイトのように素材や下地の状態に大きく左右されることも少ないため、安定した発色と均一な仕上がりを実現できる点も魅力だ。

アルマイトは軽さや素材との一体感を活かした処理として優れている一方で、退色や再処理の難しさといった弱点を抱えている。それに対してセラコートは、美観と耐久性を高い次元で両立できる、美観と耐久性を高い次元で両立させる選択肢といえる。


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