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施工事例

マツダ|MAZDA RX-7/FD3S ブレーキマスターバック(ブレーキブースター) セラコート施工

グロスブラックマツダRX-7マスターバックセラコートブレーキ回り

マスターバックは、自動車のブレーキシステムにおいて、ブレーキペダルの踏力を増幅し、少ない力で高い制動力を得るための重要な装置である。「ブレーキブースター」とも呼ばれ、エンジンの負圧を利用してブレーキ操作を補助することで、安全かつ快適な運転を支えている。

しかし長年使用された車両では、ブレーキマスターシリンダーのシール劣化によってブレーキフルードが漏れ出し、マスターバック内部や外部へ侵入することがある。ブレーキフルードは塗膜への攻撃性が高く、塗装の剥離や金属部の腐食を引き起こす原因となる。また、漏れが進行すると内部のダイヤフラムや機構部品へ悪影響を及ぼす可能性もあるため、早期発見と対策が重要となる。

マスターバック本体は一般的に「かしめ構造」による非分解設計となっており、多くのメーカーでは内部部品単体での供給を行っていない。そのため、内部故障が発生した場合はアッセンブリー交換が基本となる。一方で、機能に問題がなく外観のみを再生したい場合には、既存部品を活かしたリフレッシュが可能である。

今回のような再生作業では、旧塗膜や腐食を除去するためサンドブラスト処理を実施する。ただしマスターバック内部にはダイヤフラムや樹脂部品、精密な機構が組み込まれているため、ブラストメディアが侵入しないよう各部を丁寧にマスキングする必要がある。また、高温による部品への影響を考慮し、一般的な粉体塗装のような高温焼付塗装ではなく、部品の状態に応じた適切な塗装方法を選択することが重要となる。

長年使用されたマスターバックは、表面の塗装剥がれや錆によってエンジンルーム全体の印象を損ねてしまうことも少なくない。適切な下地処理と塗装を施すことで、機能を維持したまま美観を回復し、エンジンルームに新品同様の存在感を取り戻すこと可能だ。


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