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施工事例

サスペンション ショックアブソーバー セラコート施工(焼付塗装)

グロスブラックショックセラコート

サスペンションのダンパー(ショックアブソーバー)は、路面からの衝撃を吸収し、車体の安定性を保つ重要なパーツだ。ブッシュ、ダストブーツ、バンプラバーなどの樹脂パーツが使用されているため、高温での焼き付け塗装は厳禁である。これらのパーツは熱に弱く、加熱による劣化や変形のリスクがあるため、低温で長時間硬化させるセラコートを採用することで、美観と耐久性を両立させることが可能となる。

サスペンションのダンパーには、オーバーホール(分解・整備)可能なものと、非分解式のものが存在する。オーバーホールができない場合や、パーツ自体が廃盤となっているケースでも、機能に問題がなければ外観のリフレッシュを目的とした再塗装が可能だ。しかし、施工にあたっては、ダンパーの性能を損なわないよう細心の注意が必要となる。

特にシリンダー(ロッド)部分は、摺動部として非常に重要な役割を持っており、ここに傷が入るとオイル漏れや作動不良の原因となる。そのため、サンドブラストなどの表面処理では、ロッド部へのメディアの付着を徹底的に防ぐ必要がある。処理後は、異物が内部に侵入しないよう、エアブローや洗浄を入念に行うことが求められる。

ダンパーの塗装において、セラコートは極めて有効な選択肢となる。従来の液体塗装やパウダーコートと比較しても、薄膜でありながら強靭な耐久性を持ち、密着性にも優れているため、サスペンションのような高荷重・高負荷のパーツに最適だ。また、耐薬品性や耐腐食性にも優れるため、長期間にわたって美しい外観と高い機能性を維持することが可能だ。

BEFORE - AFTER

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