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施工事例

ヤマハ|YAMAHA JOG アプリオ クランクケース セラコート施工(焼付塗装)

グラファイトブラックヤマハジョグセラコートエンジン回りクランクケース

YAMAHA JOG アプリオは、軽量な車体と高性能な2ストロークエンジンを搭載し、1990年代を代表するスポーツスクーターとして高い人気を獲得したモデルである。優れた加速性能と軽快なハンドリングを兼ね備え、現在でも多くのカスタムパーツが販売されるなど、カスタムベースやレストア車両として多くのファンに愛され続けている。

今回施工したのは、アルミ製クランクケースへのセラコート施工である。クランクケースはクランクシャフトやトランスミッションなどの重要部品を保護するとともに、リアホイールを支持するスイングアームの役割も兼ねる重要な構造部品である。走行中は熱や飛び石、水分、泥などの影響を受けるほか、駆動系メンテナンスではパーツクリーナーなどの薬品にもさらされるため、高い耐摩耗性・耐食性・耐薬品性が求められる。

純正のクランクケースはアルミ無塗装仕上げのため、経年により酸化や腐食が進行しやすい。施工前にはサンドブラストによって腐食や汚れを除去し、セラコートに最適な下地を形成した。また、ベアリング圧入部など高い寸法精度が求められる箇所や、潤滑オイルが接触するシール面・合わせ面には、塗膜による不具合を防ぐため、精密なマスキングを施す。

今回採用したセラコートは、セラミック粒子を配合した薄膜セラミックコーティングである。極めて薄い塗膜でありながら、高い密着性と耐摩耗性、耐薬品性、耐腐食性を兼ね備え、アルミ鋳肌の質感や鋳造番号、リブ形状などのディテールを損なうことなく保護性能を向上させることができる。

クランクケースは機能部品であると同時に、車体側面で大きな面積を占める外観パーツでもある。セラコートによってアルミの腐食を防ぎながら質感を高めることで、実用的なスクーターのイメージを一新し、上質感と存在感を兼ね備えたプレミアムな仕上がりとなった。




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