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施工事例

スズキ|SUZUKI GS750シリンダー ウェットブラスト施工

スズキGS750ウェットブラストシリンダー

スズキGS750は、1976年に登場したスズキ初の本格4ストローク並列4気筒ロードスポーツで、ホンダCB750やカワサキZシリーズと並び“750cc 4気筒時代”を象徴する存在だ。シリーズ発展の礎となった歴史的モデルとしてコレクターからの人気も高く、良好なコンディションの個体は今や希少な存在となっている。

空冷エンジンは、現代では厳しい排ガス規制や騒音規制の影響から生産されるモデルが少なくなっている。しかし、冷却フィンが整然と並ぶ姿は、機能そのものが造形美として昇華されたものであり、シンプルで力強い機械美を放っている。効率性や性能面では水冷に劣る部分もあるが、空冷エンジンならではの存在感や独特の雰囲気は、今なお多くのファンを惹きつけてやまない。空冷のエンジンフィンが光を受けて輝く様子や、熱を帯びたときに醸し出す迫力は、旧車ならではの魅力といえるだろう。

リフレッシュ作業においては、サンドブラストとウェットブラストの適切な使い分けが仕上がりを大きく左右する。サンドブラストは乾式で行うため研磨力が非常に高く、塗装剥離や深い腐食の除去に適している。番手で表すと#60〜#200程度に相当する粗さを持ち、荒れた表面を一気に整えることが可能だ。特に腐食が進んだ古い金属部品や、厚い塗膜を除去したい場合には欠かせない工程となる。

一方、ウェットブラストはガラスビーズを水とともに噴射する加工法であり、水がクッションの役割を果たすため、サンドブラストに比べて金属表面への当たりが柔らかくなる。その結果、表面はしっとりとした光沢を帯び、サテン調の美しい仕上がりとなる。研磨力はサンドブラストに劣るものの、番手に例えると#400〜#800程度の繊細な質感が得られるのが特徴だ。腐食の角をサンドブラストで取り除いたあとにウェットブラストをかけることで、より滑らかで均一な表面を実現可能だ。




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