シリンダーやシリンダーヘッドなど運転中に高温に達するエンジンパーツには、耐熱性を重視した塗装方法の選択が必要だ。
パウダーコート（粉体塗装）は、一般にシリンダーへの塗装には推奨していない。その理由は、高温による変色や剥離のリスクがある上に、塗装の厚みにより熱伝導率が低下し、エンジンの冷却性能に悪影響を及ぼす可能性があるからである。

また、エンジンパーツはエンジンオイルやガソリンなど、様々な化学物質に晒される可能性のある環境にため耐薬品性に優れた塗料の使用が求められる。セラコートはこれらの性能を兼ね備えており、エンジンパーツへの塗装として適している。

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