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施工事例

ホンダ|HONDA CBX400F キャブレター セラコート施工(焼付塗装)

ホンダCBX400Fシルバーセラコートキャブレター

キャブレターは燃料やメンテナンスの際のクリーナーなど、溶剤に頻繁にさらされることが多いため、一般的に表面処理に塗装を用いることは少ない。
多くのキャブレターは腐食に強いアルミニウム合金で作られている。しかし、アルミニウムは完全に腐食しないわけではなく、特に塩分を含む海水などが付着すると腐食が進行する。そのため、腐食から保護するためには何らかの表面処理を行うことがが望ましい

表面処理が施されていないキャブレターが多い中で、レーシング用の一部のキャブレターにはアルマイト処理が採用されている。アルマイト処理は表面に硬い酸化層を形成し、耐腐食性を高めるが、純正キャブレターにこの処理を施すことは推奨していない。

その理由は、アルマイト処理の前処理や陽極酸化の工程がキャブレター内部の燃料や空気の通路に寸法変化を引き起こし、機能に影響を及ぼす可能性があるためである。アルマイト処理が施されたキャブレターは、これらの寸法変化を考慮して設計・製造されている。

このようなことからキャブレターの表面処理にはセラコートの施工が推奨している。セラコートはキャブレターの機能に影響を与えず施工が可能だ。さらにガソリンやクリーナーなどの溶剤に対しても優れた耐性を持つため、キャブレターを腐食要因から守り、長期的に保護することができる。








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