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施工事例

カワサキ|KAWASAKI ゼファー750 ヘッド/シリンダー セラコート施工(焼付塗装)

グロスブラックカワサキゼファー750セラコートシリンダーヘッドシリンダー

カワサキ ZEPHYR750 × CERAKOTE H-Series Gloss Black

カワサキ ゼファー750のエンジンヘッドおよびシリンダーに、CERAKOTE(セラコート) Hシリーズ グロスブラックを施工。
セラコートは、アメリカのNIC Industries社によって開発された特殊セラミックコーティングであり、耐熱性・耐薬品性・高密着性を兼ね備えている。もともとは米軍や法執行機関で使用される銃器の金属保護を目的として開発されたが、現在では自動車・バイク・工具・工業機器・デザインパーツなど、幅広い分野に応用されている。

スプレーガンで薄く均一に塗布した後、約150℃前後で焼き付け硬化処理を行う。硬化後はセラミック成分が金属表面に強固に結合し、高い耐薬品性・耐摩耗性・防錆性能を持つ塗膜が形成される。極めて薄い膜厚(約20〜30µm)ながら、金属素地への密着力が高く、塗膜剥離や熱変色にも強い。

シリンダーヘッドやシリンダーは、バルブステムガイドやピストンスリーブなどが焼き嵌め構造で組み付けられている。焼付塗装時の加熱によってこの焼き嵌めが緩み、部品位置が微妙に変化する恐れがあるため注意が必要だ。特にシリンダーのピストンスリーブは比較的低温でも抜けやすく、焼付前に確実な固定・補強を行うことが望ましい。

シリンダーヘッドのフィン側面は、焼付後に研磨を施しアルミ素地を露出させた。ブラックとのコントラストが際立ち、クラシックでありながらも精密な印象を与える仕上がりとなった。セラコート特有の深い艶と、フィンエッジの反射が融合し、エンジン全体に精緻で引き締まった存在感を放つ。




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