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施工事例

カワサキ|KAWASAKI ZEPHYR ゼファー1100 フロントフォーク ヘアライン研磨/セラコートクリア施工

カワサキゼファー1100クリア足回りセラコートウェットブラスト研磨バフ研磨フロントフォーク

フロントフォークボトムケースは、車両前方かつ最下部に位置する構造上、走行中に路面から跳ね上げられる飛来物や水分、油分、塩分などの影響を最も受けやすい部位である。とりわけ海岸地域や融雪剤が散布される環境下では、塩化物イオンの作用によりアルミ材特有の孔食が急速に進行する傾向があり、外観劣化にとどまらず、長期的な耐久性低下を招く要因となる。そのため、腐食の初期段階での適切な処置が重要となる。

腐食が表層にとどまっている場合には、研磨処理と表面保護処理を適切に行うことで、外観および耐食性の回復が可能である。一方、深部まで進行した孔食については、母材形状および肉厚を維持する必要があるため、完全な除去は現実的ではない。本施工のような再生処理はフォークの完全分解を前提とするため、オーバーホール時に同時施工することが、推奨される。

施工は、既存の劣化したクリアコートを完全に剥離し、アルミ素地の状態を正確に把握する工程から開始する。腐食の進行度を確認したうえで、必要最小限の研磨処理を実施し、過度な切削による寸法変化や形状の破綻を防いでいる。研磨による処理が困難な細部や鋳肌部については、ウェットブラストを用いて酸化被膜および付着物を除去し、母材へのダメージを最小限に抑えつつ、しっとりとした落ち着きのある質感へと整える。なお、鋳肌部については、純正状態の再現を重視し、意図的な形状加工は行わない。

アルミ表面の仕上げには、専用工具によるヘアライン加工を採用。ヘアライン加工は、研磨方向や圧力のわずかな差異が仕上がりに顕著に表れる工程であるため、加工条件を厳密に管理し、全体の均一性を確保している。これにより、過度な光沢を抑えつつ、素材感と機能美を両立した表面状態を実現している。

最終工程として、アルミ表面保護を目的にセラコートクリアを施工。セラコートクリアは、一般的なウレタンクリアと比較して高い密着性、耐溶剤性、耐腐食性を備えており、ラッカーシンナーなどの強溶剤に対しても優れた耐性を示す。薄膜でありながら強靭な被膜を形成する特性により、ヘアライン加工の質感を損なうことなく、アルミ表面を長期にわたり安定して保護することが可能だ。



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