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施工事例

カワサキ|KAWASAKI ゼファー750 クラッチカバー バフ研磨施工

カワサキゼファー750鏡面ウェットブラストエンジン回りバフ研磨クランクケースカバー

KAWASAKI ゼファー750は、空冷4気筒エンジンとオーソドックスなネイキッドスタイルを組み合わせた、ゼファーシリーズを代表するモデルのひとつである。美しい冷却フィンを持つ空冷エンジンは車体デザインの中心的な存在であり、クラッチカバーをはじめとするエンジンカバー類の仕上がりは、車両全体の印象を大きく左右する。

今回施工したのは、アルミ製クラッチカバーへのバフ研磨施工である。まずウェットブラストを施し、経年によって発生した酸化皮膜や汚れ、表面の腐食を除去するとともに、バフが届きにくい凹部や複雑な形状まで均一に処理した。ガラスビーズを使用したウェットブラストは、腐食を除去するだけでなく、経年によって荒れたアルミ表面や鋳肌の粗さを均一に整えることができ、その後の研磨工程をより美しく仕上げるための重要な下地処理となる。

その後、形状に合わせてさまざまな研磨工具を使い分け、複数工程にわたるバフ研磨を実施。メーカー量産時には生産性を重視するため残される鋳肌や細かな加工痕を、一つひとつ丁寧に磨き上げることで、アルミ素材本来の美しさを最大限に引き出した鏡面仕上げとしている。

一方、長年使用されたアルミパーツでは、腐食や白サビが素材内部まで深く進行している場合があり、研磨を施しても腐食痕を完全に除去できないことがある。腐食痕を消すために過度な研磨を行えば、本来の形状や肉厚を損なう原因にもなる。そのため、素材の状態を見極めながら、可能な限り美しさを引き出すことが重要となる。

バフ研磨最大の魅力は、塗装やメッキで表面を覆うのではなく、素材そのものを磨き込むことで生まれる金属本来の輝きにある。クロームメッキのようなシャープな反射とは異なり、アルミポリッシュならではの柔らかく深みのある光沢が特徴で、空冷エンジンが持つ機械的な造形をより一層際立たせる。磨き上げられたクラッチカバーはエンジン側面に強い存在感を与え、ゼファー750が持つクラシカルなスタイリングとも美しく調和する。



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