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施工事例

ホンダ|HONDA スーパーカブ リアキャリア パウダーコート施工(粉体塗装)

半艶ブラックホンダカブパウダー(粉体塗装)キャリア

今回施工したのは、HONDA スーパーカブ純正リアキャリアをベースに溶接加工を施したカスタムキャリアである。リアキャリアは荷物の積載や固定を行う実用パーツであり、積載量や用途に合わせて溶接による加工や拡張が行われることも少なくない。

純正リアキャリアはスチール製で、高い防錆性能と美観を両立するためクロームメッキ仕上げとなっている。しかし、クロームメッキは非常に硬く緻密な表面を持つため、そのままの状態では塗料が密着しにくく、塗装前には適切な下地処理が不可欠となる。

一般的にクロームメッキをサンドブラストのみで完全に除去することは困難である。そのため、メッキの状態が良好で浮きや剥離が発生していない場合は、サンドブラストによって表面を粗面化し、塗料が食い込むための足付け処理を行うことで十分な密着性を確保できる。一方、メッキの浮きや剥離が広範囲に発生している場合は、その上から塗装を行っても将来的な剥離につながるため、化学薬品によるメッキ剥離を実施したうえで塗装することが望ましい。

また、溶接加工を伴う場合は、溶接箇所周辺のメッキを事前に除去する必要がある。クロームメッキが残った状態では良好な溶接品質を確保しにくく、さらに溶接時の熱によって周辺のメッキ層が浮き上がり、後々の剥離原因となることがある。特に溶接ビード周辺は塗膜密着性に大きく影響するため、入念な下地処理と補修作業が重要となる。

リアキャリアは荷物の積載や固定ベルト、フックとの接触が日常的に発生するパーツであり、高い密着性と耐久性が求められる。粉体塗装は厚く強靭な塗膜を形成できるため、防錆性能の向上はもちろん、積載時の擦れや日常使用による摩耗に対しても優れた耐久性を発揮する。


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