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施工事例

ホンダ|HONDA CBR400F キャブレター セラコート施工(焼付塗装)

CBR400Fサテンアルミニウムホンダセラコートキャブレター

キャブレターの多くはアルミニウム合金で構成されており、外観再生の際にはウェットブラストによるクリーニングが多く用いられる。ウェットブラスト後の金属光沢は美しいが、耐腐食性の面ではやや不安が残る。アルミは表面の酸化被膜によって防錆性を保っているものの、アルミニウム合金は条件によっては腐食しやすく、水分や海風、融雪剤など塩化物イオンを含む環境下では特に腐食が進行しやすい。

そのような場合、セラコートによる表面保護が有効である。セラコートの塗膜は非常に薄く、金属本来の寸法や質感を損なわない。高い密着力と硬度を備え、ガソリンやブレーキクリーナーなどの溶剤にも強いため、メンテナンス時にも極端な注意を要しない。また、塩害などへの耐候性にも優れており、長期間にわたり外観と防錆性能を維持することが可能だ。

今回の施工では、セラコートの**「サテンアルミニウム(Satin Aluminum)」を採用した。細かなメタリック粒子を含むこの仕上げは、落ち着いた金属感と上品な質感を両立しており、純正キャブレターの雰囲気を損なうことなく再現できる。また、ウェットブラスト後の素地の風合いをそのまま活かしたい場合には、無色透明のセラコートクリア(MC-5100)**が有効だ。MC-5100はウェットブラスト特有の金属感を保持しながら、高い防錆性と耐薬品性を付与することができる。

セラコートを施工する際は、可能な限りキャブレターを分解しておくことが望ましい。下地処理で使用するサンドブラストやウェットブラストのメディアは硬度が高く、丁寧にマスキングしても内部に微細な粒子が残留する可能性がある。これがスロットルバルブやニードル、フロートバルブなどの摺動部に入り込むと、動作不良や異常摩耗を引き起こすおそれがある。そのため、施工後には徹底した洗浄と点検を行い、内部にメディアが残っていないことを確認することが重要だ。



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