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施工事例

SINGAKBD| Unikorn R2.2 キーボード 銅ウェイト セラコート クリア施工

クリアSINGAKBDUnikorn R2.2キーボードケースセラコート家電製品

SINGAKBD は、プレミアムメカニカルキーボードとカスタムオーダー(コミッション)を手がけるキーボードデザインスタジオである。マレーシア・クアラルンプールを拠点に、精度と美意識を両立させたものづくりを続けている。

今回の施工対象は、ハイエンドモデル Unikorn R2.2 に装備される銅(ブラス)製ウェイト。「Unikorn」シリーズはSINGAKBDを象徴するフラッグシップであり、打鍵感、音、構造美のすべてにおいて完成度を極限まで高めた設計が特徴だ。外観にとどまらず、内部構造や素材選定に至るまで、使用体験そのものが設計されている。

Unikorn R2.2の銅ウェイトは、筐体に確かな質量を与え、タイピング時の微細な振動やズレを抑え込む。高比重な銅がもたらすのは、軽さを排した低く締まった打鍵音。内部共振を効果的に減衰させ、ケース鳴りのない、密度の高い一体感を生み出す。単なる加重部品ではなく、打鍵体験を決定づける中核パーツである。

一方で、銅はきわめて繊細な素材だ。キーボードは入力デバイスであり、素手で触れることを前提とする。皮脂に含まれる脂肪酸、汗に含まれる水分や塩分は、確実に表面へ影響を与える。持ち上げる、角度を変える、位置を微調整する——その一つひとつの動作が、金属部への接触を伴う。今回の銅ウェイトにも、時間の経過とともに酸化が進み、部分的な変色が確認された。

本施工では、ウェットブラストにより極細のガラスビーズを用い、酸化被膜を除去を行い、銅本来の美しい質感を再生。銅は柔らかく、処理を誤ればロゴやエッジの輪郭は容易に崩れるため、形状を一切損なわないことを最優先とした。さらに、ブラスト後の表面は極めてデリケートであり、わずかな皮脂ですら変色の引き金となるため、間を置かず次工程へ移行する。

仕上げにはセラコート・クリアを採用。極薄でありながら高い密着性を持つ被膜が、酸素と湿気を遮断し、銅の酸化や緑青の発生をほぼ抑制する。ワックスや簡易コーティングとは異なり、効果は長期にわたり持続し、定期的なメンテナンスを必要としない。

素材本来の質感と意匠を損なうことなく、Unikorn R2.2が求める完成度に対し、機能性と美観を長期的に保護する付加価値を与える仕上がりとなった。

BEFORE - AFTER

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